こんにちは!
首都圏ビルマネジメントの佐藤です。

今回は管理物件の連結送水管格納箱交換工事をご紹介したいと思います!

こちら交換するに至った経緯ですが、建物では半年に1回の法定点検である消防設備点検の実施が義務付けられています
さらに点検報告書は消防署への提出義務があり、こちらは建物の区分によって提出期間が異なります。
点検の際に指摘事項があったなら当然改修しなくてはなりませんので、今回ご紹介する工事も指摘があり早急に改善することになりました

こちら連結送水管と言って水を上階にあげる配管になります。地上からでは水が届かないケースの時に使用するようです。
そしてホースを取付るバルブを格納しているので格納箱です
裸のままですと色々なものが浸入してしまったり、劣化が早いのでしっかりと覆っています。


しかし!その箱自体が年数の経過と共に劣化してしまいこのような状況になってしまいました
これでは扉部分が錆びてしまっていて有事の際に開けるのに手こずってしまい消火活動の遅れが生じてしまいます

では早速工事に入ります!
まずは箱の上部にてついている点灯管の配線を外します!



次に箱の取り外しを行うのですが、本来であればバルブを取り外してから箱についているボルトを外していくのですが、送水口が固着して回らず無理に力を入れると配管自体が損傷してしまう恐れがあるので、電動工具を使用して箱を取り出せるように切り取ります



箱を取り外しましたらバルブを外すのですが、その前にねじ山部分にガスバーナーで熱を加え外しやすくします



そしたらパイプレンチで取り外し作業にかかります。がしかしここでまた要注意しなければならないことが
作業場所が外階段になっていて手を滑らして落としたら大変なことになってしまいます
そこでしっかりとロープで固定し安全確認をおこなってから作業します




取り外したら手摺に錆が付いているので研磨して綺麗にします



その後新しい箱を取り付けるボルトの位置を確認し、穴をあけていきます




箱の取付が完了しましたらバルブを取り付けます。取付る際はパイプレンチは使わず締め付け工具を使用します。バルブ本体に締め付け工具を取付て棒を穴に通して回していきます



最後に点灯管の配線を取り付けます




これで交換工事は完了です!
消防設備は入居者様やテナント様の命に関わってきますので点検を怠らずにしっかりと改修することが必要ですしっかりと半年に1回点検を行い、設備のメンテナンスを行うことが重要です。

きちんと点検できているか気になった
年に1回しか点検してなかった
改修が必要だけどどこにお願いしたらいいかわからない
などお困りなことがございましたらお気軽に弊社までお問い合わせください!
宜しくお願いいたします!

株式会社首都圏ビルマネジメント 
管理部 担当 佐藤
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